子どもたちにつくるご飯だって、たまには手を抜こう。たまには・・・。

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毎週金曜日の夜に、勉強熱心な子どもたちと彼らに教えている大学生のために、食事作りをして3年半が経ちました。家族に食べさせたいものしか作らない、なんて頑張っているのですが、今日は訳あって「おにぎりだけ」でごめんなさい。

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今日のおにぎりの具はなんですか?

はい、毎週のことですので、心得ております。
学習塾を運営するNPO団体の代表をしていますが、わかりやすい仕事といえば食事作りです。金曜日の中学生たちは部活を終えて駆けつけて19時過ぎからの勉強開始です。まずは、ぺこぺこのお腹をどうにかしなければ勉強には集中できません。
ということで、着いてすぐに聞かれることは「今日のおにぎりの具」です。

今回の学習塾の会場は、宮崎市中央公民館。いつもなら調理室で作って、そこに集まって食事をすることができるのですが、さすがのコロナ禍ということで、調理はOK、食事はNOでした。そこで今回はおにぎりだけの日に決定!

用意するのは、おにぎりの具だけ、それも面白い!

そうと決まれば、買い物は具材を何にするかです。アジの干物にしようか、天ぷらを入れようか、それともそれとも・・・。いつもなら、酢の物、揚げ物、焼き物、汁物など、栄養とお財布のバランスが最重要ですが、今回は全く違いました。

せっかくなので、数種類の具材にしましょう。いつも塩おむすびが多いので、選べると楽しいだろうな。頂き物の鮪の缶詰があったな。

色々迷って5種類用意した後、5種類も作るほどのご飯は炊いていないかもしれないと発覚。結局、鮪の缶詰と明太子とごぼうのきんぴらの混ぜご飯の3種類!一人3種類あれば、きっと満足してくれると思ったのです。

好きなものだけ、という選択肢ってありですか?

出来上がったおにぎりは3種類ですよ〜。まあ、見ればわかるので喧嘩せずに食べてくれると思いきや、どうも作戦通りにはいかないものですね。きんぴら2個を早速食べてしまった男子、出席連絡がなかったので参加しないと思っていた人もいるしということで、もろくも一人3種類は崩れてしまいました。好きなものだけ取るって何〜と叫んでしまいました。

でも出来たてのおにぎりの美味しさは格別です。いつも地味で安価な地産地消料理ばかりですが、喜んで食べてくれるのが嬉しくて、続けることができています。学習を教える大学生にとっては、この時間に1週間分の野菜を食べるという人もいます。食事を摂ることと、誰かと過ごす時間が気持ちをほぐしてくれますようにと願いながら作ります。

花金と日曜日がNPO活動になるなんて、全く想像していませんでした。ただ柔軟に対応することで、得られる私自身の心の平安もあるような気がしています。